こんにちは、Banker編集部です。
今回は、私の銀行員時代の経験を踏まえて銀行員の一般職で簿記やFPが必要なのかお話しさせていただきます。
まず、一般職でも簿記やFPって必要なの?という質問をよく受けますが、答えとしては「持っていた方が有利」です。
なぜなら、検定試験の合格を昇進の条件にしている銀行もあり、その他にも昇格の点数にも影響を与えてしまうからです。
さらに、窓口でもお客様からの資産運用の相談を受けることもあるので、資格を持っている方がお客様からの信用を得られるのは間違いないでしょう。
元銀行員が語る簿記やFPの必要性
Aさん
私は地方銀行の一般職として入行しました。窓口でお客様の資産運用を担当しており、お客様からお金のさまざまな疑問に答えなくてはいけないため、金融商品に関する知識が必要となり、FPの試験を受験しました。しかも、FPは国家資格になるため、試験に合格すると名刺にも「ファイナンシャル技能士」と記載することもできるため、お客様からの信用を得られるようになったこともあり、FPを取得して正解だったなと思います。
Bさん
私の勤めている銀行では人事考課にポイント制があります。入行3年目までに5ポイント以上取ることが昇格の条件となっているため、簿記やFPを受験するのは当たり前でした。逆にそのポイントを持っていないと、出世できない=仕事ができないと思われてしまうので、みんな必死で勉強しています。
私がオススメする簿記やFPの勉強方法
通信や専門学校に通うのもアリだとは思いますが、お金がかかるし、正直独学で勉強できるレベルだと思われます。
そこで、Amazonで購入できて、初心者でも分かりやすくまとめられている参考書をご紹介しますね。(私が銀行員の時に上司からオススメされた本をご紹介します。)
どちらの本も初めての方でも分かりやすい構成ですので、私や同期もみんなつかっていました。
簿記
「スッキリわかる日商簿記3級」
この参考書は誰でも分かりやすく、イラストや図表が多いのでサクサク読み進めることができます。テキストと問題集が一体型になっているので、読んだ後にすぐ問題を解くことができるんです。問題は、基本と応用にわけて掲載されているので、段階的にチャレンジできますよ。
FP
「みんながほしかった!FP3級の問題集」
この参考書は赤シートにも対応しているため、重要な項目は確認しながら効率良く勉強することができます。また、重要項目はポイントとして簡単に解説が載っているので、見やすくとても分かりやすい参考書です。
最後に・・・
銀行員の一般職に入社をするのであれば、上記でオススメした本を学生のうちに勉強しておきましょう。
入社後にも簿記やFP以外にもたくさんの資格を取得する必要が出てくるので、学生のうちに簿記3級、FP3級を取得しておくとスタートダッシュが出来ます。
※FP2級は金融機関3年間勤めておく必要があり、また、FP3級取得者のみ試験を受ける権利が与えられるので、社会人になってから取得で問題ないでしょう。
学生時代に必要な資格をもっと知りたい方は以下の記事を参考にされて下さい。