銀行を飛び出した人 vol.1

Daniel

年齢:20代

出身大学:MARCHクラス

出身銀行:メガバンク

銀行員時代について


Banker:銀行員時代ってどんな仕事をしていたんですか?
Danielさん:銀行では法人営業の仕事で年商10億ぐらいの中小企業から300億円くらいの中堅企業を担当してました。融資、運用、為替、オーナー取引獲得する為に、企業の社長さんとか経理部長とかに毎日訪問していました。
Banker:んんー、よくわからないけどDanielさんってゴリゴリの営業っぽいですもんね(笑)
そもそもなんで銀行を選んだのですか?Danielさん銀行員っていう感じがしないんですが。
Danielさん:高校生ぐらいからずっと会社経営したいと思っていたため、勉強になるかなと思って。銀行に入れば、色んな企業の社長と話しも出来るし、決算書も読めるようになるし、銀行でお金回りを勉強したいと思ってました。
Banker: なるほどー。でも4年目で辞めちゃったんですよね。それはやっぱり理由があるんですか?
Danielさん:銀行では良い意味でも悪い意味でも年功序列トップダウンの組織なので、将来起業を考えた時に、これ以上銀行の組織にいたら自分で意思決定出来なくなると思いました。銀行で海外赴任の内示も出ていましたが、自分で海外の会社に転職することにしたんですよ。
Banker:  勢いありますねー。

銀行員を辞めてから


Banker:銀行を辞めてから現在も海外で働いているんですか?
Danielさん:今は日本にいますよ。銀行を退職後に、一度海外に転職しました。人材会社の海外拠点立ち上げの仕事があり、そこで全く異業種の人材業界の仕事を経験しました。その後、現在は帰国して、自分の会社を立ち上げました。私の会社では社会人の転職支援や学生のキャリア支援、輸出の仕事を行っています。
Banker:凄いですね!?もう起業もしちゃってるんですねー。海外にはどれくらいいたんですか?
Danielさん:一年ぐらいですね。海外でも元銀行員だったというだけで信用がついて仕事がやりやすかったです。
Banker:やっぱりそういうのってあるんですね。それ以外にも銀行にいて良かったことってありますか?
Danielさん:銀行で同期が多く出来ることです。そしてその同期が多くの優良企業を担当していることが凄い助かります。独立した時にお客さんを紹介してもらえるので、銀行員のネットワークには非常に助けてもらってます。
Banker:なんかズルいですね(笑)逆に悪かったことはありますか?
Danielさん:転職したときに、やはり最初は銀行員のときのクセが抜けなくて上司にお伺いを立ててばかりいて香港人の上司に怒られました。やっぱり世界で戦うとか、独立するんだったら自分で全てを決定していかなきゃいけないんだなっていうのを学びました。
Banker:  なるほどー。ってか香港人の上司だったんですね(笑)

銀行の就活について


Banker:銀行の就活についても教えて頂きたいんですが、そもそもDanielさんってどんな学生だったんですか?
Danielさん:大学入学式にドレッドヘアーで行ったら友達が出来ず、サークルの勧誘も全く受けませんでした。なので大学にはまともに行かず、湘南で遊んでばかりいましたよ(笑)でもたまにNPOで活動したり、米国公認会計士の勉強をしてみたり、 ビジネスサークルを友達と作ったり、色んなことにチャレンジしていました。
Banker:ドレッドやばいですね(笑)そんな人が銀行から内定を取るコツみたいなのってありますか?
Danielさん:銀行の採用は面接で判断してくれるところが多いと思います。「学生時代にやってきたこと」「志望理由」の2点をしっかり面接官に伝えられるかがかなり重要になってくると思います。学生時代に遊びでも勉強でも何でも良いですが、これだけは誰にも負けないという実績を作ると楽だと思います。
Banker:やっぱり学生時代をダラダラ過ごさないってことが大事なんですね。
Danielさん:あっ!!あと忘れてはいけないのが、あなたが入行したらどうやって銀行に貢献できるのか伝えることです。ここが出来ていない学生が多いです。「オレはこういうことを学生時代にやってきた。だから銀行に入っても活躍出来るんだ」ということを自身を持って言えたら、銀行だけでなく、どこでも内定を取れると思います。
Banker:めっちゃ勉強になりました。なんか最後に学生に一言もらってもいいですか?
Danielさん:仕事で国内外の転職市場も見てますが、ファーストキャリアとしては、金融業界はアリだと思います。だから頑張って下さい。
Banker:  Danielさん、今日はありがとうございました。これを見て頂いたゴリラみたいな学生さんが銀行員になることを祈ってます(笑)

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