銀行の提携・合併の歴史

銀行の合併って?


銀行は合併が多いです。

銀行はというか金融業界は合併が多いです。

都市銀行はピーク時には15行ありました。

それが今は4行ですね。

地銀もそうです。

第二地銀に関して言えば、68行から41行へ減っています。

銀行の合併の歴史は全国銀行協会のホームページに分かり易い図があるので

参考にしてください。

銀行の合併の歴史

合併すると大変?


国際的な競争力を強めるためと国内での生き残りをかけて、都市銀行も地方銀行も合併をしますが、

合併をすると色々な弊害がおきます。

1.銀行のシステム統合の問題

2.人事の問題

この二つが大きな弊害の要因でしょう。

これによって銀行員はかなり振り回されます。

銀行のシステムの統合や入替はものすごく儲かるビジネスなので、

銀行の合併のタイミングを見計らってシステム会社も死ぬ気で取りにいきます。

その結果、銀行員達は全く違うシステムを使わなくてはいけなくなったり、

システムトラブルに見舞われたりして、余計な時間と労力を使わなければいけなくなるのです。

人事に関しては、銀行員にとってはもっと致命的な問題です。

銀行員は社会人生活を出世競争に捧げるので、合併は一番問題があります。

仮にA銀行とB銀行があったとして、A銀行の方がかなり力の強い銀行だとした場合、

B銀行の人達は出世の道を閉ざされます。

もちろん実力があれば別ですが、多くの人は出世はしにくくなるのです。

また、社内の文化も全然違うため、仲の悪い銀行同士の合併は本当に大変です。

そういう銀行では、合併してから10年以上経っても、

社内では、あいつは〇〇銀行出身だ、等のどうでもいいことを常に気にしています。

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