銀行の説明会って?
学生さんから以下のような質問をかなりの頻度で受けます。
- インターンシップに行くと内定取れますか?
- 銀行の説明会って参加回数数えられていますか?
気になる方が多いと思うので、銀行の説明会などで注意すべきポイントを教えたいと思います。
そもそも説明会やインターンシップの参加で合否に直結するのかどうかを聞いてくる時点でナンセンスです。金融機関はあくまでも面接を一番重視しているということを覚えておいてください。説明会やインターンだけで、全ての合否は決まりません。
過去にメガバンクの面接評価のつけ方という記事でどういうポイントを評価しているのか書いたので、気になる人は確認してみてください。しかし、説明会やインターン、OB訪問でも評価をしているポイントはあるので、これから銀行に応募する方は以下を参考にしてください。
インターンシップから内定を取れるか?
今のところ、銀行業界でインターンシップから内定を取れるのは外資系の金融機関だけだと思います。しかし邦銀も、インターンシップを通じて、早めに優秀な学生にタッチしたいという思惑はあります。なので、1dayインターンシップ等で優秀だと感じた学生には、特別なインターンシップをシークレットで開催しています。
この特別なインターンシップに参加した学生は、本選考でも一次面接を免除したり、いきなり人事面接に進めたりという優遇を受けることが出来ます。しかし、本当に優秀な学生たちは外資系企業や官僚などの道に進むため、特別インターンシップに出た方達も、本選考の合格率という点で見たときには、オープンコースで受けてくる学生と大差はありませんし、そこまで気にしなくて良いと思います。
ちなみに、なんで私は特別選考に選ばれないんだと思っている方もいるかと思いますが、そういうのに選ばれる方達のスペックとしては銀行や選考を受ける年にもよるとは思いますが、海外の有名大学に在籍している方や、東大京大、それ以外の方達は、司法試験や公認会計士試験に合格しているなどのハイスペックな方が多いです。
銀行の説明会は参加回数を数えられているのか?
結論を先に言うと、銀行の人事は説明会の参加回数を数えています。それだけではなく、インターンの参加や採用マイページのログイン回数、ESの修正回数(修正できる銀行は)まで全部分かります。
しかし、説明会の参加回数が内定に直結するかというとそんなことはありません。参加回数は分かりますが、多く参加したからといって特別待遇はありません。ただ、説明会や社員懇談会でも評価をつけている銀行は確かにあります。意味合いとしては一部のダメな学生をNGにする目的でやっている場合が多いです。銀行は面接を重視しているため、できるだけ多くの方に会おうと努力していますが、やる気のない学生は面接時間を作るのが無駄なので、説明会でNGにしています。説明会での座席指定や、最後にアンケートを回収させられる場合は、評価をつけられていると思って間違いないでしょう。説明会にはしっかりとした態度で臨んで、質問なども積極的にするように心がけてください。
説明会は合格には直結しませんが、面接官の立場から言うと、説明会に多く参加している学生やインターンに参加している学生、OB訪問を何度もしている学生は、銀行業務に対する理解度が全然違うなと感じます。銀行業務は複雑なので、学生からすると具体的にどんな仕事をしているのか理解が難しい面があります。なので、何度も説明会に出たり、OB訪問したりする中で、自分の応募する職種の業務がどんなものなのかを確りと理解していた方が間違いなく有利です。
面接官をしていると、自己PRでのポテンシャルは高いのに、銀行業務の理解が乏しいために志望理由が表面的になってしまい不合格にしてしまうケースもよくあります。あなたはこういう風にならないように気をつけて下さい。Bankerではコミュニティに登録していただいてメッセージをくれれば、OB訪問も銀行業務の説明や銀行員の裏側の話も全てするので、いつでもご連絡くださいね。